アロエベラについて

アロエベラ その名前の由来

◆ 真実のアロエ - アロエベラ

「アロエって、サボテンの一種でしょ?」とよく言われます。

でも実はこれは間違い。

アロエは玉ねぎやにんにくと同じ、ユリ科の植物なのです。また、ひと口にアロエと言っても、実は世界中に200種類以上もあります。アロエベラはその中のひとつで、原産はアフリカです。

「アロエ」の語源はアラビア語で「苦い」。

イメージ通りですね。

そして、「ベラ」はラテン語で「真実」という意味です。

世界的に著名な植物学者・リンネが、「真実のアロエ」として命名したと言われています。

次は、「真実のアロエ」と言わしめた数々の所以をたっぷりとご紹介しましょう!

アロエの歴史

◆ ピラミッドから出土?

なんと、古代エジプトのピラミッドの中から、アロエに関して書かれた最古の歴史書が発見されています。ミイラの棺の中にあった書物で、紀元前1550年頃に書かれたものです。

それによると、今から約4000年も前からアロエは薬として使われていたのだそうです。

◆ 有名なあの人たちも使っていた!

古代ギリシャのヒポクラテスは「医学の父」と呼ばれましたが、彼も

アロエを日常的に治療薬として使っていたようです。

また、マケドニアの大帝国で有名なアレキサンダー大王は

アロエが非常に好きで、怪我や病気の予防に使っていたそうです。

そして、アロエを大量に確保するために、アロエの主産地のひとつ、ソコトラ島を占領しました。そしてそして、

彼にアロエの知識を教えたのは、これまた有名な古代ギリシャの哲学者・アリストテレスだったのです。

◆ かの女王の美しさの秘訣は?

紀元前1世紀頃の、あの有名なエジプトの女王・クレオパトラもアロエを愛用していたようです。アロエの化粧水で日焼けから肌を守り、美しさを保っていたんでしょうね。

出土したこの頃の書物によると、アロエの効用が現代とほぼ変わらないところまで解明されていたようです。

◆ この他にも!

キリスト教の聖書にもアロエに関する記録が4箇所も出ています。

ヨハネの福音書の中では、イエス・キリストの死体に防腐剤としてアロエを塗ったと記されています。

あの、コロンブスの航海日記にも、アロエを使用した記録が残っています。

アメリカにアロエを持ち込んだのはほかならぬコロンブスで、「鉢入りの医者」と呼んでいたそうです。

◆ 日本には?

アロエは、唐の時代に中国に伝わり、日本には鎌倉または室町時代に伝わったとされますが、定かではありません。

ただ、「706年の秋に飢饉で疾病が発生するもアロエで救う」という記録が残されています。

アロエの科学的なこと

現代科学が、自然界の中に有効な治療薬として発見したのがアロエベラでした。科学的に認められていることは、次のようなことがあります。

・医薬品のような耐性面、副作用の問題が一切ない。

・抗がん剤シスプラチンや、エイズ治療の抗HIV剤AZTなどによる副作用の軽減

・老化の抑制と美容作用

・糖尿病や循環器系の疾患の改善

・皮膚疾患や消化器疾患の改善

・免疫機能、自然治癒力を高める

・殺菌、解毒

こんなふうに並べるとちょっと難しくなってしまいますが、「医者いらず」と呼ばれて、おばあちゃんの知恵袋からポンと出てくるアロエが科学的にもその効果を認められているのです。



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